お客さまの声

本年６月、鳴門ポカリスエットスタジアムの真横に、念願のお菓子工房を開業された、岡ご夫妻。
オープン以来、コロナ禍にも関わらず行列の絶えない状況で、毎週火曜日の定休日もなかなか休めていないご様子です。

起業のきっかけ　鳴門という場所を選んだ理由
ご自身のお店をオープンすることは、お菓子職人として働き始めた20代のころからの念願。いろいろなタイミングで、当初の目標からは少し遅れたそうですが、奥様はずっとそばで支えられてきました。

長年修行を積んだ末直近３年間は、香川（ご店主の地元）の洋菓子店への単身赴任を決心。
そして選んだ場所が、鳴門（奥様の地元）。実は鳴門には、洋菓子屋さんが少ないのです。自分の住む町・地域に貢献したい。地域に愛される“かしの木”のようなお店にしたい。そんな温かい思いがありました。

焼きたてお菓子工房Ｃａｐｕｔｔｏという店名の由来
岡ご夫妻も、お二人のお子さんを持つお父さんとお母さん。子どもたちでも覚えやすい名前がいいという思いから、看板商品となるフィナンシェのサイズにもかけて、“Caputto（かぷっと）”に決定しました。

大ヒット中看板商品フィナンシェが生まれたきっかけ、思いやこだわり
なぜ“フィナンシェ”なのか。
始まりは、職人だけが知る美味しい味でした。型抜きがうまくいかなかった、焼きたてフィナンシェのかけら。その、外はカリッと中はふわっとした食感。

ただ焼きたてのフィナンシェが好き、というご店主。この自分だけの秘密の美味しい味を、たくさんの人に食べてもらいたい。この食感を最大限に味わえる形が、Ｃａｐｕｔｔｏの四角い小さなフィナンシェだったのです。

お値段は９７円（税込）。小学生が１００円玉を握って買いに来てくれるかな、というお値段設定。まさに、かぷっと食べられる。お味のバリエーションも増色中です。

フィナンシェは、いつでも購入してもらえるように、毎日17:00まで焼き続けているので、焼きたてをぜひ一度。他の洋菓子店とはなんだか違うアプローチ、素敵ですよね。所長も取材者も、“カリッふわっ”のとりこです。

初めての冬、クリスマスケーキのご予約受付のお知らせ
そんなＣａｐｕｔｔｏさんも、クリスマスには、盛大にデコレーション予定です。

ケーキ：チーズスフレ・いちごのタルト・いちごのショートケーキ・ガナッシュ・ブッシュドノエル（５種類：2500円～）

ご予約受付期間：～12月18日（金）まで。※営業時間は10:00～17:00
各ホール限定数に達し次第、ご予約受付終了。お電話またはご来店の上、前払い制となります。

開業してからの喜び
やはり、「美味しかった」の一言が聞ける嬉しさが一番です。さらに、「ここで買える。近くで買える。」と喜んでくれる嬉しさも。ありがたいことに、オープンから半年、ずーっと同じペースで売れているのです。
確実に、地域に愛されてきていますよね。

また、現在アルバイトを中心に従業員数13人。大家族が出来たという喜びの一方で、ご店主の思いが強すぎるゆえ、従業員へのあたりがきつくなってしまうこともあります。そう悔まれる横で、奥様が優しい笑顔を浮かべられていました。

開業してからの苦労
あふれる喜びの裏には、苦労も。
守るべきものが増えたことにより、大切な家族との時間がゆっくりとれていない現実。日々考えることは、家族のことに加え、お店のこと。いろいろなことをいい感じにコントロール出来るようになるまで、気苦労は続くのかなと、苦笑いでした。

日々のストレスの発散方法
忙しく限られた時間の中でも、ストレスをためすぎることなく過ごすことは、万人の課題ではないでしょうか。
ご店主は、釣りとバイクで。いい場所に住んどるな、としみじみ思うそうです。釣り好きとは、所長と一緒です。一方、奥様は、コロナ禍で、発散方法を模索中。

焼きたてお菓子工房Ｃａｐｕｔｔｏの未来
ご店主から、名言をいただきました。「入口より出口を大事に。」
焼きたてお菓子工房Ｃａｐｕｔｔｏとして、ご自身として、これからどうなっていきたいのかということは、常に思っているそうです。

“地域に貢献できる店でありたい。”
出口はそこにあるようです。

児玉事務所とのご縁は、オープンして1か月経過した頃、阿波銀行様からのご紹介でした。
児玉所長の印象は、「可愛らしい方だなあと。それでいて、話すとなんだかとてもパワフルで、行動力がありそうだと。きっと相手への気持ちが強く、その気持ちで動いてくれる人なのだろう」と、思われたそうです。嬉しいものです。

取材者も全く同じ思いで、児玉事務所で仕事をさせていただいております。
温かく強い思いを持ち頑張られているＣａｐｕｔｔｏ岡ご夫妻の、ご期待に応えられるよう全力でサポートして行きたいと、強く思った取材者 宮脇でした。

岡さん、ありがとうございました。（令和2年12月／取材：宮脇）