お客さまの声

とっても愉快なベテラン吉田社長率いるこの会社は、プラスチック製品の金型製作や成形加工を行っています。
製品は、イベント・観光物産品関係、エクステリア、医療関係において、国内外へ出荷されています。

昨年より、ご長男の侑樹さん（写真）も一員となり、強力体制を築かれている最中です。

吉田社長のはじまり
今年は創業６５年目。
吉田社長に物心がついた頃、工場で日々製作に励むお父様の姿がありました。何事にも努力を惜しまず辛抱強い、誰に対しても優しいお父様は、今も変わらず吉田社長の憧れの存在のようです。

お父様を目標に、子どもの頃から見てきた家業を継ぐ決意をされたのが、若干２０歳の時。時代やニーズに合わせて何か変えていきたい。社長の始まりは、そんな意気込みからでした。

吉田化成のこれだけは！
「相手が喜んでくれる仕事をしないと次はない、と常に思っています。
打ち合わせには充分に時間をかけ、出来上がりの製品への妥協は一切しません。
その結果、相手の満足な笑顔が必ず見えるのです。それが見たい。」

自信にあふれた力強いお言葉でした。

ご家族・従業員方への思い
「家族も従業員も共に働いています。自分がされて嫌なことは、皆にもしないし言いません。

妻へは、文句も言わず、何から何までありがとう。長男の侑樹へは、後継者不足が叫ばれる中、後継を決心してくれてありがとう。従業員の方へは、丁寧な仕事と気配りをありがとう。

これからも、努力を惜しまずこだわりを持って、よい職人として育ってもらいたい。
皆に支えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。そんな思いです。」

経営の喜びと苦労
「人と出会い、つながりがどんどん増える、というのは宝物です。何かあれば、誰かに助けられてきたし、これからもそうありたいです。実際、経営というところで、楽しいことはなかなかなく、日々悩みですが、それがうまくいった時、何倍もの喜びになるのです。」

また、
「日々悩みとともに経営しているので、そもそも苦労とは思っていません。くよくよしていたら、会社ごとおぼれてしまうから。
コロナ禍では、イベント・観光物産関係の受注が打撃を受けています。しかし、そこから約１年間１日も休業せずに来られたのは、受注の分野を多種類持っていたためです。
ただ、コロナ禍は長びき、2月より粛々と従業員休業中。今はひたすら、コロナが収まることを祈るばかり。」

と、皆の笑顔を思っておられました。

吉田社長ご家族の元気のもと
「とにかく、僕はよく笑うし人にも笑ってもらいたいのだ。」

社長の元気のもとは、たくさんあります。洋服や靴のコレクションに、メダカ、お酒、イカ釣りなど。洋服は、ご自分でリメイクもされるほど、昔からとってもおしゃれさん。
メダカは、鑑賞から育成まで盛んにされています。お酒はだいぶん飲まれるようです！　イカ釣りのことは、まるで毎週行っているかのようによくご存じで、児玉所長とは話がつきず！　けれど実は、一度も行ったことがないのには驚きです！！
楽しむ天才？　ストレスをためるすきもないですよね。

一方、ご長男の侑樹さんの元気のもとは、筋トレ。ご自宅には、マイマシンが備わっており、少しでも時間が出来れば、筋トレに励んでいるそう。その鍛えられた体で、週に1回、ソフトボールも楽しんでいます。只今部員募集中だそうです。

また、奥様の元気のもとは、昔から大好きなアーティストのライブに行くこと。昨年は、コロナ禍で断念。そんな中でも元気でいられるのは、奥様を大切にし、常に笑わせてくれる社長の存在があるからですね。

『吉田家族』の雰囲気、とても和やかで素敵なのです。
実際、数時間の取材中、終始笑わせていただき、何年分ものストレスが吹き飛んだ気分でした。

吉田化成の未来（父から息子へ）
未来を担うご長男の侑樹さんより。
「今よりは、大きく頑丈な会社にしていきたいと思っています。そのために何ができるのか、どんな可能性があるのかは、ずっと考えています。」

現在は、比較的大きな製品の受注が主流ですが、３Ⅾ対応の機械等を活用し、小ロットの製品受注もできるようにしたいとか。

「プラスチック業界は、今後ますます厳しくなってきます。環境に優しい、自然に返せる原料を可能な限り取り入れるなど、生き残る工夫をしていかなければならないのです。将来、どんな商品にニーズがあるのか、視野を大きくして開発していかなければ、と考えています。」

社長からご長男へ。
「目標を必ず持って、計画と努力でやっていってほしい。そして、いつも楽しく笑顔でいきましょう！」
と手を合わせておられました。

吉田化成では、金型を１から作ってプラスチック製品を製作いたします。何でもご相談ください。

始まりは公認会計士様からの紹介。

児玉所長の印象は、“釣りが大好きな人”。
何を質問しても即答してくれるし、適切なアドバイスをくれるので、信頼している。少しでも不安なことがあれば、何でも頼り、任せたくなる心強い味方のような方。

これまで、助成金への取り組みはあまりしていなかったのですが、今年に入り、長引くコロナ禍の影響が出てきたところで助成金の相談をし、１月末より従業員方一斉休業に踏み切りました。雇用調整助成金の初回申請からお世話になっています。
細かな事務書類をスムーズに揃えてもらえたので、時間をかけることもなく助かった。これからもよろしくお願いします。

と嬉しいお言葉をいただけました。

こちらこそ、吉田化成らしい楽しい未来のために、いろいろなご提案をさせていただきます。
吉田社長、奥様、侑樹さん、ありがとうございました。
（令和3年4月／取材：宮脇）