お客さまの声
網の張り方が違うと思いました。
テレビCMでもすっかりおなじみのオカベさん。
半田町でそうめん製造を本格的に始めたのは、平成8年。児玉事務所の開業年と同じでした!
オカベの歴史を教えてください。
「まず売り先がないので、百貨店の試食販売を始めました。
当時一生頭があがらないと思ったのは、その時60歳の父親が、365日のうち280日ぐらい、全国の百貨店にて宣伝して歩いてくれたことでしょうか。
お金がないので、東京まで深夜の夜行バスに乗って宿泊費を削り交通費を削り帰り、文句ひとつ言わず、また催事では、朝10時前から晩の8時過ぎまで、一日中立って一生懸命徳島や半田そうめんのアピールをしてくれました。
そのうちお得意様が増え、回る百貨店も増えるようになると、僕も家を離れ、妻も子供(当時二歳の子)を母に預け、百貨店での対面販売に出かけるようになりました。そうなるとどうでしょう。家族がばらばらになり、いがみ合いのような関係が始まりました。
ある日突然、ビズネスホテルで目が覚めたら、いつもと違い仕事に対して意欲がわかず、不安や顔を上から誰かに水の中に押しつけられているような感覚で、コップの水さえ恐ろしくて飲めない状況になりました。これ俗に言う「うつ」症状でした。
とにかく催事で家に帰れない状況、資金、うまくいかないもどかしさ、全てに嫌気がさしていた時、人生の転機が起こりました。
お客様はじめ、繰り返し私どもの商品を買ってくださるお客様がいること、また私という人間に好意を持ってくださるお客様がいることに、気づいたのです。
それは大阪の百貨店で仕事をしていた時です。80歳になろうかというお客様が電車を何度も乗り換えてわざわざそうめんを買いに来てくれたのです。
私に会うなり「兄ちゃん、しんどいんか。楽しみに来たのに買う気なくなったわ。あんた、何の為にそうめん作ってんの。嫌だったらやめたらええのに。次もそんな感じだったら二度と買わんで。」と言って帰ってしまわれました。
その言葉が心の中に残りました。私は今まで何のためにそうめんを作ってきたのだろうか?
十数年間も生活の為に作るだけでした。もし私がそうめんを作り続けている事、それが私に与えられた使命と考えれば、私は、麺を通じてお客様に生かされているのではないか、と考えられるようになりました。
そうした時初めて、心のわだかまりが解け始めました。そして何か温かいものを感じられ、安心して腰を落ち着けられる場所が見つかったかのように、自分の深みへと降りていくことが出来ました。」
さてそこからどのような逆転人生だったのでしょうか。
信用して任せられるコンサルさんはじめ、良い業者さん等との出会い、人との繋がりを引き寄せることに力を尽くされたのだそうです。
「卸売りもしながら顧客販売もしたい。通販を主体にしたい。やりたいことが明確になってきました。
そして、国道沿いのお店に買いに来て下さる方(観光がてら)の住所を聞いて名簿を増やしていったり、四国88か所でお接待をしながら住所を聞いたり、夏・冬に手づくりのDMを送っていました。
まず、顧客名簿の整理をしました。不要なリストを整理し、お客様に表紙を変えたらどこでも使えるようなカタログではなく、オカベならではのカタログ、つまり、お客様にラブレターを送るつもりでのカタログ作りをしました。
その後は、信頼して任せることのできるスタッフや業者さんのおかげで、家庭を犠牲にすることなく、順調な経営ができるようになりました。」
今後の人材確保や定着についてどのようにお考えですか?
「今までトップダウンの命令1つでしたので、簡単な組織づくりを考えています。
トップダウン型は、すぐ決断・行動ができる利点がありますが。これが、オカベが急激に大きくなった利点なのですが、今度息子が会社を継ぐときには、これでは難しいので、組織づくりを検討・進めています。
また、海外からも雇用する準備を進めています。」
お二人も大の柴犬好きと伺いました。
「そうなのですが・・。昨年3月には、お客様から「営業部長 いちくん」との愛称をいただいた柴犬13歳がなくなりました。社長の唯一無二の親友でしたので、かなりつらい毎日でした。
見かねた娘が父の日にサプライズで、さかのぼって同じ血縁の柴犬(ななちゃん)をプレゼントしてくれたのですが、自宅に来て約2週間で、先天性心疾患で、わずか3か月という短い寿命でした。
一年に2匹をなくしたので、しばらく「いやもう犬は、いいかな?」と思っていますが、東京にいる娘が、「犬を飼ったらちょくちょく実家にもどるよ。」との誘惑のお誘い。笑 娘大好きなので、心揺らいでます。
次は柴犬の男の子で名前は、「ふくちゃん」と決めているのですけどね。」
児玉事務所を知ったきっかけは?
今までお願いしていた社労士さんもいらっしゃったのですが、どうも満足できず、阿波銀行さんと徳島大正銀行さんに良い社労士さんを紹介してとお願いしたら、なんとどちらも「児玉事務所さん」と。これは間違いないわと思いました。笑
児玉事務所に仕事を依頼していかがでしたか?
実際仕事を依頼してみて、児玉事務所さんは情報量が違いますね。網の張り方が違うと思いました。
いろんな事例を紹介してもらえたりして、経験が違うと思いました。
そして児玉所長が男らしい!!(*’▽’)「竹を割ったようなわかりやすさ」です。その日のうちに疑問点が瞬間解決できてしまうところに満足しています。
とのお言葉をいただきました。銀行さんが2行とも、うちの事務所を紹介してくれていたことに驚くとともに感謝しています。正確さとスピード感を持って頑張ります。笑(令和4年4月/取材:児玉)
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